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看護師ブログPart9 狂犬病と狂犬病の予防接種

 

こんにちは。看護師の山田です。

今回はワンちゃんを飼われている方には義務とされている狂犬病予防接種飼い主登録についてお話しようと思います。

そもそも狂犬病とはどんなものかを皆様はご存知でしょうか?

狂犬病とは狂犬病ウイルスに感染した犬やその他の動物に噛まれたり、傷口がある所を舐められるなど、主に唾液を介して感染し引き起こされる病気です。

これは動物もヒトも感染する病気のため「人獣共通感染症」と呼ばれています。

もしも感染して発症してしまった場合、現在の医療での治療は難しく致死率はほぼ100%とされています。

狂犬病ウイルスはほとんどの哺乳類が感染するとされており、伝播動物は犬の他にもキツネやアライグマ、タヌキ、コウモリなどです。

ごく稀にですが猫も感染することがあります。

幸い日本は狂犬病清浄地域とされており感染は非常に稀であり、感染が起こるとすれば海外から入ってくるものと言われています。

海外居住者が野犬などに噛まれ、潜伏期間中に日本国内に渡航した際に発症するケースが、今までに何度かあり、ニュースになったこともありました。

今流行の新型コロナウイルスと同じ様に、ウイルスは目には見えず、いつどのタイミングで入ってくるか分かりません。

もしウイルスが入ってきてしまっても自身のワンちゃんが感染しない様に、また自身のワンちゃんから他の子に感染させることが

起こらないように皆で予防接種を行いましょう。

 

次に飼い主登録についてです。

ワンちゃんを飼われる方はお住まいの地域の役所などに、飼い主さんの名前や住所、ワンちゃんの名前や性別、生年月日、毛色など、

「愛犬登録が義務化」されています。

これは初めて狂犬病の予防接種を打つ時に病院で一緒に登録することもできますし、飼い主様が自分でお住まいの役所に赴いて登録することもできます。

登録すると自治体によって形は異なりますが「鑑札」が発行されます(鎌倉市の鑑札画像は下方に載せてます)。

これは一頭に一枚、一生のものになります。首輪にしっかり付けてあげましょう。

登録をすると、翌年から狂犬病予防接種の時期になると、お住まいの地域の役所からハガキや書類が送られてきます。

因みに。鎌倉市にお住まいの方には縦長のハガキが届きます。

動物病院で予防接種を受ける際は、届いた書類をお持ちください。

お会計までの流れが少しだけスムーズになります。

 

これから狂犬病予防接種のシーズンを迎えますが、当院では予防接種の際の予約などは必要ありませんので診察時間内にお越しください!

<鎌倉市で登録後発行される鑑札>

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