猫の外鼻孔狭窄(Stenotic nares)とは?

外鼻孔狭窄とは、外鼻孔の軟部組織および鼻翼軟骨の形成異常や過剰な内側偏位により、鼻前庭レベルで気道抵抗が増大している状態を指します。
犬の場合、短頭種気道症候群(BOAS:Brachycephalic Obstructive Airway Syndrome)の構成要素の一つですが、猫の場合は外鼻孔狭窄のみが原因となっていることがほとんどです。

病態生理
①外鼻孔が狭窄
②吸気時の陰圧増大

③鼻翼の内側への動的虚脱

④上部気道抵抗の慢性的上昇

⑤二次的変化(咽頭・喉頭への影響、陰圧性肺水腫、食道裂孔ヘルニアなど)

好発猫種
・エキゾチックショートヘア
・ペルシャ などの短頭種

主な症状
・鼻の穴が明らかに小さい・つぶれて見える

・スースー、ブーブーといった呼吸音

・口を開けて呼吸する(特に暑い時・興奮時)
・食事時に息継ぎをしないと食べられない

・運動や遊びを嫌がる

・呼吸困難


診断
・外鼻孔の形を視診で評価
・画像検査(レントゲン、透視検査、CT検査など)でその他の異常を除外

治療法
症状があり、日常生活に支障が出ている場合は、手術を行います。
・鼻翼側方化術(鼻の穴を横に広げる)
・粘膜単茎皮弁術(鼻の下を広げる)
・翼状ヒダ切除術(鼻の中を広げる)(一般的ではない)

猫の外鼻孔狭窄

予後
・若齢での手術ほど、予後がいいとされています。
・他の部分に影響が出ている場合は要注意です。

猫ちゃんの呼吸でお困りの場合は、当院へご相談ください。

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