内科は、ワクチン接種やフィラリア・ノミダニ予防、健康診断といった日常のケアから、食欲不振・元気の低下・発熱・排泄異常・体重の増減など、目に見える体調の変化への対応まで、幅広く診察を行う分野です。
症状の原因は一つとは限らず、複数の臓器や機能にまたがっていることもあります。そのため当院では、ひとつの症状に対しても多角的な視点で診察を行い、必要に応じて血液検査・画像診断・内視鏡検査などを組み合わせて診断を進めます。
「何となく調子が悪そう」と感じた時こそ、早期受診が大切です。以下のような症状が見られた際は、お気軽にご相談ください。
循環呼吸器科
症状:呼吸が荒い 咳がでる くしゃみをする 運動を嫌がる など
これらは循環器や呼吸器の病気のサインです。血液検査、X線検査および超音波検査を用いて診断します。急を要する場合も多々あるので、これらの症状が認められている場合は早めにご来院ください。
消化器科
症状:軟便 下痢 便秘 痩せてきた 嘔吐 食事量が減った など
このような消化器症状は様々な原因が考えられます。糞便検査、血液検査および画像検査(レントゲン検査や超音波検査)に加え、当院では内視鏡検査によるより詳しい検査を行なうことができます。
皮膚科
症状:赤み 痒み ただれ よく舐める 脱毛 腫れ 熱っぽい並みが悪い ふけが出る 皮膚のゴワツキ など
これらの症状が認められた時は、皮膚病のサインです。
犬・猫が頻繁に掻いたり舐めたりしているようであれば、皮膚に何らかのトラブルが起きている可能性があります。
原因により治療方針が異なるため、原因を特定し、それに合わせた治療を行う必要があります。
歯科皮膚科
症状:口臭 歯石 食べる時に痛がる 頬の腫れ くしゃみがでる など
これらの症状が認められた時は、歯肉炎や歯周病など、様々な口腔内トラブルが考えられます。
人間と同じように、犬・猫も定期的な歯科検診を受ける事をお勧めします。
歯周病を防ぐ為にも、口腔内のケアも重要です。様々なデンタルグッズもあるので、治療前後のケアも心がけましょう。
神経科
症状:発作 フラつき 瞳孔の散大または縮小 眼振 旋回運動手足に力が入らない 四肢の麻痺 排泄障害 など
これらの症状は神経疾患のサインです。
脳や脊髄に問題があると、このような症状が見られます。また椎間板ヘルニアなどで、神経の圧迫があると、四肢の麻痺が見られます。
当院では術後のリハビリにも力を入れており、上手く歩けない犬猫がすこしでも上手く歩けるようになるよう、全力でサポートさせて頂きますので、ご相談下さい。
なお診断にCT検査やMRI検査が必要な場合は、設備を有する施設と連帯しての検査を行い、その後の治療は当院で行なわせていただきます。
内分泌科
症状:多飲多尿 左右対象の脱毛 急激に痩せてきた お腹の張りご飯を食べているのに痩せてきた 食欲不振 など
これらの症状はホルモンバランスの乱れのサインかもしれません。
ホルモンバランスの乱れは全身の免疫力の低下にもつながり、別の疾患を併発してしまう恐れもあります。
また、病気が治りにくい場合にもこれらの疾患が隠れていることがあるので、このような場合にも詳しく検査することをおすすめします。
血液科
症状:歯茎などの粘膜が白い 出血が止まらない など
主に貧血に対する治療を行います。
貧血があると元気食欲がなくなり、動きたがらないなどといった症状が認められ、輸血による治療が必要となる場合もあります。
自覚症状を言えない犬猫の貧血に気が付くのはなかなか難しいかと思います。気になることがあれば早めにご相談ください。
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