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獣医師ブログPart.4 心臓の弁膜症について

こんにちは。獣医師の金野です。

最近CMでよく見かけるようになった『心臓の弁膜症』についてお話したいと思います。TVではヒトですが、今回はワンちゃんのお話です。

実はこの弁膜症、特に年齢のすすんだワンちゃんの心臓病でとてもメジャーな病気です。CMでは「動悸と息切れ」と言っていますが、ワンちゃんの場合は「咳」が初期症状として良く見られます。CMでも「歳のせいにしていませんか?」と言っていますが、ワンちゃんにも同じ様なことが言えます。この心臓が原因で出てしまう””を放っておくと「肺水腫」という大変な事態になる場合があるからです。肺水腫とは”肺に水が溜まってしまう状態”を指し、例えると、人が溺れている時の状況と似ています。そのため、ワンちゃんも肺水腫になると苦しくなり、呼吸が粗くなったり、舌の色が悪くなるなどの症状が認められ、命に関わる状態になってしまいます。そのため、そうなってしまう前に発見し、治療をスタートする必要があります。

そして、この心臓の弁膜症の厄介なところが症状の出かたにあります。”少しづつ悪くなってきた”ではなく、”さっきまでは元気だったのに急に”という症状の出かたをします。一部の人はこの急に症状が悪化してしまう現象を「まるでバナナの反りのようだ!」と”バナナカーブ”なんて愛称で呼んでいたりします。少し話が逸れた気もしますが、心臓が原因で出る咳をそのままにしてはいけない理由がここにあります。他にも心臓病の症状として、散歩のスピードが落ちた遊んだ後にハアハアするようになった遊ばなくなった、などの症状もあります。

もし思い当たることがあれば、お気軽に相談に来て下さい!

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