デンタルケア Part:3
2020.05.30
![](https://www.ogawa-vet.co.jp/wp-content/uploads/2019/06/いぬの歯.jpg)
こんにちは。看護師の佐藤です。
今回は、実際に歯磨きしている様子と会わせて、歯磨きの仕方をお話ししようと思います。
当院でお勧めしているのは、歯ブラシと歯磨きペーストを合わせて使う方法です。
歯ブラシだけでは嫌がってしまうワンちゃんも、美味しいペーストを使う事で、受け入れやすくなります。
またオヤツの代わりにもなり、習慣化する事も出来ます。
歯ブラシは、歯に対して垂直に当てて、軽く押し当てながら動かします。
慣れてきたら歯と歯茎の間を目がけてブラッシングすると、歯周ポケットにも歯ブラシの先が届くようになります。
2. まずは前歯から
いきなり歯ブラシを口の中に入れられると、ワンちゃんも驚いてしまいます。
前歯を磨きながら、歯ブラシの感触を覚えてもらうつもりで行いましょう。
2. 犬歯
慣れてきたら前歯の次は、一番目立つ犬歯です。
唇を軽くめくり上げて磨きましょう。
3. 前臼歯
犬歯の後ろにある歯を「前臼歯」と言います。
唇をめくり上げた時に見える範囲を磨きましょう。
4. 後臼歯
前臼歯の更に奥にある歯を「後臼歯」と言います。
少しめくり上げただけでは見えないので、歯ブラシをかなり奥まで入れる必要があります。
しかし、一人では見ながら磨く事は難しいので、まずは奥歯の様子を確認しましょう。
![](https://www.ogawa-vet.co.jp/wp-content/uploads/2020/03/DSC_0168-300x150.jpg)
その後、頬の中で歯ブラシを動かします。
後臼歯が磨けるようになると、口の中全体を奇麗に保つことが出来るようになります。
ココまで出来れば、
『歯磨きのプロフェッショナル』です。
前歯から犬歯、臼歯にかけての歯磨きの様子です。
最初から全ての歯を磨かせてくれるワンちゃんはなかなかいません。
少しずつ慣れてきたら、徐々にステップアップして行きましょう。
歯ブラシを受け入れてくれない子も少なくありませんが、デンタルケアの方法は様々です。
その子その子に合った歯磨きの方法を一緒に探しましょう。
歯磨きでお困りの事がありましたら、いつでもご相談ください。
モデル犬は ミニチュア・ダックスフンドの「凪ちゃん」です。
とても上手に歯磨きをさせてくれました。
凪ちゃん ありがとうございました ♪