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リハビリブログ Part.12 『外傷性椎間板ヘルニアの術後リハビリテーション』

こんにちは。

動物看護師の矢倉です。

今回は、『外傷性椎間板ヘルニアの術後リハビリテーション』についてご紹介します。

ミックスの男の子、オボロくんです。

2025年6月オボロくんは自宅のソファに飛び乗った際に「キャン」と鳴き、当院を受診したところ『外傷性椎間板ヘルニア』と診断され、手術を実施しました。

手術前は腰の痛みが強く、歩くのも大変な状態でした。

手術後は痛み腫れを和らげるために、アイシングレーザー療法電気刺激療法などを行いました。

退院後は週1回のペースで通っていただきました。

 

水中療法

2025年7月から、『水中トレッドミル』での歩行訓練を始めました。

最初は、水の中で歩くことに慣れるために、ゆっくりしたスピードで短い時間からスタートしました。

1回目の様子では、両後肢の動きはぎこちなく、前肢に体重をかけながら歩いていました。

 

しかし、7回目になると両後肢にもしっかり体重をかけられるようになり、動きもスムーズになりました。スピードを上げても安定して歩けるようになりました。

 

バランス運動

5回目のリハビリテーションよりバランスディスクを使った『バランス運動』を取り入れました。

バランスディスクの上ではゆらゆらと不安定になりますが、それでもオボロくんは上手にバランスを取りながら、しっかり立つことができました。

この運動は、体幹の安定性後肢の筋力アップにつながります。

 

最後に

オボロくんはリハビリを重ねることで、以前のように元気に歩けるようになりました。そのため、8月21日にリハビリテーションは終了となりました。

当院では、椎間板ヘルニアをはじめ、さまざまな症例に応じたリハビリテーションを行っております。

「うちの子の場合はどうだろう?」と気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

湘南かまくら動物整形外科センター

TEL:0467-73-8158

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