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遊離皮膚移植、手根、皮下腫瘍
2025.06.08
こんにちは、獣医師の永井です。 今回は、皮膚移植についてです。 急に手首が腫れてきたワンちゃんが、かかりつけの先生より紹介され来院されました。手首に4センチほどの出来物があり、かかりつけの先生が細胞診を行ったところ、悪性… -
メラノーマ(口腔腫瘍) 顎骨切除
2025.03.30
こんにちは。獣医師の永井です。 今回は、悪性黒色腫(メラノーマ)についてです。 メラノーマは口の中や眼、皮膚、爪床などに発生しますが、口の中(歯肉や頬粘膜、口蓋)が最も多いとされています。 口腔メラノーマは悪性度が高いこ… -
気管虚脱 気管外リング設置術 咳
2025.03.05
こんにちは。獣医師の永井です。 気管虚脱とは、気管が弾力を失ってしまい、呼吸や体勢によって潰れてしまう事で、咳や呼吸困難などを呈する疾患です。特に小型犬に多く、トイプードルやヨークシャーテリア、ポメラニアンなどに多く認め… -
肝臓腫瘍 肝葉切除
2024.10.24
こんにちは。獣医師の永井です。 今回は肝臓腫瘍についてです。 犬と猫における原発性の肝臓腫瘍はまれな病気であり、全腫瘍のうち1~2%と言われています。肝臓腫瘍は細胞の由来から、肝細胞腫瘍、胆管系腫瘍、神経内分泌腫瘍、間葉… -
真珠腫性中耳炎、耳道亜全摘、鼓室胞切開
2024.10.13
こんにちは。獣医師の永井です。 今回は、真珠種性中耳炎についてです。 真珠腫性中耳炎は、何らかの原因で鼓膜が破れて中耳(鼓膜の奥)に耳の上皮(耳垢を作る細胞)が入り込んでしまい、中耳の中が耳垢で一杯になり炎症を起こす病気… -
副腎腫瘍摘出
2024.05.16
こんにちは、獣医師の永井です。 今回は副腎腫瘍についてです。 副腎は、腎臓の前にありホルモンを出す働きがある一対の臓器です。 通常は、ステロイドやアドレナリンなどのホルモンの量を必要な分だけ調節して、放出しています。副腎… -
回盲部切除、腸管脂肪肉芽腫性リンパ管炎
2024.04.25
こんにちは。獣医師の永井です。 今回は肉芽腫性腸炎についてです。 肉芽腫性腸炎は、稀な疾患であり、回腸と大腸に限局した肉芽腫性炎症が特徴です。 症状として、血便や食欲不振、 嘔吐、体重減少があり、重症例では回腸や結腸が肥… -
全耳道切除、鼓室胞切開
2024.03.15
こんにちは、獣医師の依田です。 今回は、耳の根元の腫れで来院したわんちゃんの紹介です。 飼い主様が数日前から耳の根元の腫れに気がつき、食欲も落ちていたので来院されました。また、1ヶ月くらい前からご飯を食べるときに痛そうに… -
肺腫瘍 肺葉切除
2024.03.08
こんにちは。獣医師の永井です。今回は、肺腫瘍についてです。 ワンちゃんの肺腫瘍の発生は、人と比べて発生は稀であり、肺腫瘍のほとんどが悪性腫瘍です。原発性と転移性腫瘍があり、転移性腫瘍の方が発生率が高いとされています。原発… -
肺葉切除、肺葉捻転、肋間開胸
2024.02.15
こんにちは。獣医師の永井です。 今回は肺葉捻転についてです。 犬猫の肺はバナナの房のように前葉、中葉、後葉(副葉)に分かれており、その1つないしは2つが根本から捻れてしまう事により「肺葉捻転」という状態になります。原因と…