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mini THR (股関節全置換手術) 治療経過報告

 

皆さまこんにちは。 看護師の佐藤です。

今回はこれまで当院で行った、「小型犬に対する股関節人工関節全置換手術」の入院中の様子や術後経過の様子を、動画でお伝えしたいと思います。

 

① ジャック・ラッセル・テリア /    9ヶ月 /    体重 8.1kg

2022年12月 に来院。

 1ヶ月ほど前から左後肢を挙上しているとのことで、かかりつけ病院を受診し「レッグペルテス症」と診断。

当院でも「レッグペルテス症」と診断し、2023年1月「股関節人工関節全置換手術」を実施。

 

術後4日目頃から患肢を着地するようになり、日に日に体重を乗せられるようになってきました。

座ったり立ち上がったりする様子も、違和感を感じることなくスムーズに動けています。

2週間の入院中にも、筋肉量の回復が感じられ、術後3ヶ月の検診時には左右差はほぼ無く、むしろ手術を行った足の方が少し筋肉量が増えていました。

・筋肉量 大腿周囲   左 25cm  /  右 24cm

今月の術後6ヶ月の検診の時も、前回と変わらない筋肉量で、経過は良好です。

・筋肉量 大腿周囲   左 25 cm  /  右 24 cm

インプラント周囲の組織によって、関節がかなり安定してきたため、運動制限をすることなく、元気に駆け回っているそうです。

 

こちらは飼い主様から提供いただいた動画で、一緒に山登りをした時(術後3ヶ月)の動画と、公園を走っている時(術後4ヶ月)の動画です。

 

どちらの動画も、左足をしっかり使って運動しており、立ち座りの動作もスムーズです。手術前は痛みで左足を上げていたので、手術後に痛みがなくなり、軽快な運動を行えるようになりました。今後も山登りなどのアクティビティを、一緒に楽しめますね。

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② Mix  /  11ヶ月   /     体重 3.14 kg

2023年5月頃から右後肢の跛行が見られ、7月の初診時には”両側とも筋肉量が減ってきている”とのことで来院されました。

診断:両側 レッグペルテス症

両側のレッグペルテス症は珍しく、両方に足の痛みが起こるため、この子が来院時した時には”立っているのがやっと”という様子でした。元気と食欲はあるものの、特に右後肢の痛みが酷そうなので、同月「股関節人工関節全置換手術」を実施しました。

・筋肉量 大腿周囲   左 14.5 cm  /  右 13 cm

術後翌日から、早くも患肢へ体重をかけられるようになり、数日でケージ内をスムーズに歩けるほどになりました。

消炎鎮痛剤を飲んでることもあり、両足へ体重をかけても激しい痛みを感じていないからと思われますが、数日でここまで動きがスムーズになると、患者さんも痛みによる負担が少ないのだなと感じました。

退院時に筋肉量を測定すると、2週間の入院期間中に「右と左で逆転」していました。

・筋肉量 大腿周囲   左 13.5 cm  /  右 15 cm

右足の痛みがなくなり動きがスムーズになったことで、入院室内での生活だけでも筋肉量が回復しました。反対に左足に体重を乗せにくくなってきたため、筋肉量が低下してきたと思われます。

 

こちらは退位前の様子です。スムーズな足の運びで、久しぶりの屋外の散歩で気持ちよさそうです。

数ヶ月後に左足の人工関節全置換手術を行う予定です。

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以上が ” mini THR 股関節人工関節全置換術 ” の術後の様子でした。

今後も飼い主様から提供いただいた動画を交えて、術後の様子をお知らせいたします。

 

 

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